日立製作所から阪神ドラフト6位で入団した豊田寛外野手(24)が3日、1軍に初昇格した。この日の巨人戦(東京ドーム)の試合前練習からチームに合流した。

「すごい緊張していますけど、東京ドームは今までけっこう試合したことあるんで。ここで最後、ホームランで社会人野球が終わったので、いいイメージはあります」と心境を語った。

豊田は走攻守そろった右打ちの外野手。2月のキャンプ終盤から右肩のコンディション不良と新型コロナウイルスの陽性判定の影響で出遅れていたが、3月29日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦(鳴尾浜)で実戦復帰。翌30日の同戦ではプロ1号のソロ本塁打を放った。

2軍戦5試合で13打数4安打、打率3割8厘と好調を維持しており、起爆剤となれるか。

この日今季初先発するジョー・ガンケル投手(30)も出場選手登録された。

代わって、石井大智投手(24)、ジェフリー・マルテ内野手(30)が出場選手登録を抹消された。

石井は全て中継ぎで3試合に登板し防御率6・00。マルテは右足の「コンディショニング不良」により再調整となる。