大幅に打線を組み替えたヤクルトが中盤以降に粘り強さを発揮し4点差を逆転勝ち。貯金を1とした。

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今季出場全試合で1番を務めてきた塩見を5番。打力と走力のある投手高橋を8番。好調の太田を1番で起用した。チームの投手8番起用は、関根潤三監督が87年10月21日広島戦で荒木大輔を起用して以来、35年ぶりだった。

2点を追う8回に太田の安打を起点に追いつき、9回に途中出場の山崎が決勝犠飛を放った。高津監督も「村上の後でどうやってかえすかを考え、本当はイジりたくなかったけど塩見を5番に。8番、9番も機能したかどうかは別としてチームの刺激になればと思って」と説明した。

今後の打順については「できればイジりたくないですね。本当は塩見1番を打たせて、3番(山田)4番(村上)は動かさないというのが僕の中では理想型」としながらも「その日その日、相手投手もありますし。チームの状況とか、流れとか考慮して、いろいろ考えていきたい」と柔軟に対応していく姿勢を示した。

▽ヤクルト高橋(4回6安打4失点で勝敗つかず)「状態は悪くはなかったですが、少し丁寧になり過ぎてしまいカウントを悪くしてしまった。ゲームを作れずに申し訳ないです」

▽ヤクルト石山(8回、清水の負傷により緊急登板も無失点で今季初勝利)「とりあえず打者に集中することだけを考えた。勝利に貢献できて素直にうれしい」

▽ヤクルト山田(6回に適時打)「とにかく後ろにつなぐ気持ちで打席に入りました。少ないチャンスでしっかり打つことが出来てよかったです」

▽ヤクルト村上(2点を追う8回無死満塁から2点適時打)「追い込まれていたのでコンパクトに食らいついて打ちました」