10日のオリックス戦でプロ野球史上16人目、28年ぶりの完全試合を達成したロッテ佐々木朗希投手(20)は8回まで完全投球を続けたまま、マウンドを降りた。打者24人に102球。日本ハム打線から14個の三振を奪い、17イニング連続無安打は48年真田重蔵(大陽)の16回を更新し、プロ野球新記録となった。

佐々木朗の三振はシーズン初登板の3月27日楽天戦から10→13→19→14。楽天戦の1回からこの日の2回まで25イニング連続奪三振は歴代4位タイとなり、日本人投手では20年山本(オリックス)に並び最長。シーズン初登板からでは21年伊藤(日本ハム)の23イニングを抜く新記録だ。また、シーズン初登板から4試合連続2桁奪三振は91年野茂(近鉄=6試合)10年ダルビッシュ(日本ハム=5試合)に次いで3人目。4試合で合計56奪三振は、90年4月29日~5月22日野茂の53個(17→14→12→10)を抜いて最多となった。