またもノーヒット継投を予感させた。西武の先発松本航投手はスコアボードに「0」を並べていった。リズムよくアウトを積み重ねていった。ロッテ打線に得点を許さない。それどころか、7回1死までヒットも打たせなかった。打者22人を無安打3四球で封じた。

【ニッカン式スコア】20日の西武-ロッテ戦詳細スコア

前日19日ロッテ戦では初先発初登板の新外国人スミスが7回を無安打無失点の快投をみせた。その流れに続くように、松本も白球に力を込めた。脱力しながら、しっかり腕を振り切る。140キロ台中盤の直球を軸に、100キロ台のカーブも効果的に使った。

ただ、2日連続で先発投手がノーヒット投球でリリーフに託すことはできなかった。7回1死。ロッテ菅野への4球目。149キロ直球が真ん中付近に甘く入った。一、二塁間を鋭くゴロで破られた。

そこから四球と暴投で1死二、三塁のピンチを迎えた。続く代打佐藤都には強烈にはじき返された。ただ幸運だった。結果はセカンドライナー。その後に交代を告げられて、114球で降板した。マウンドを託した2番手の水上がピンチを抑えると、ベンチで笑顔を見せた。勝ち投手の権利は得られなかったが、先発の役目は十分に果たした。