楽天早川隆久投手(23)が、今季初黒星を喫した。コロナ禍で試合中止もあり、4月8日の日本ハム戦以来のマウンド。中13日と間隔は空いたが、冷静に西武打線に向かっていった。

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「球が高めに浮いていたので、もう少し低く投げられればというふうには感じていました」と振り返るも、序盤からストライク先行の投球。直球を中心にスライダーなどを織り交ぜ、的を絞らせず。投手有利のカウントに持っていっての勝負が際立った。一方で、4回1死で山川に、143キロ直球をバックスクリーン右へ運ばれ、先制ソロを献上。逆球となった内寄りに甘く入り「投げた瞬間やばいと思いました」と1球を悔やんだ。

それでも追加点を許さず、7回4安打1失点7奪三振。この日の97球中、ボール球は26球のみと、ストライクゾーンでの勝負をし続けた。打線からの援護をもらえず、今季初黒星。好投に石井GM兼監督は「失点する前と失点した後でも我慢強く何とか味方の反撃を待つ状況を整えてくれたので投球自体は素晴らしい」とたたえた。

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