DeNAはサヨナラ負けで、連勝が3で止まった。延長10回2死、6番手の三嶋一輝投手が西川にサヨナラ本塁打を浴びた。内角へのスライダーが高めに浮いた。

三浦大輔監督は「2死を取って長打警戒というところでの、一番やってはいけないホームラン。あれでゲームが決まってしまったから。投げた本人が一番分かっていると思う。バッテリーでも防ぎようがあったと思う」と話した。

先発の上茶谷が6回4安打無失点と好投した。「真っすぐも強かったし、うまくカット、スライダー、カーブとうまく緩急、奥行きを使いながら。(山本)祐大のリードもさえていた」と三浦監督は評価した。球数が99球に達し、徐々に球が浮いてきた点を考慮して交代となった。

2番手エスコバーは守備の乱れもあって失点したが、伊勢、田中健、平田と中継ぎ投手が懸命につないだ。32歳のバースデー登板となった三嶋が踏ん張り切れず、今季2敗目を喫した。

打線は5回に上茶谷の適時打で奪った1点止まりに終わった。2盗塁(1つはヒットエンドラン崩れ)を仕掛けて勝機を探ったが、今季既に2敗を喫している広島先発の森下を崩せなかった。三浦監督は「チャンスはつくったのですが。カミチャ(上茶谷)がいい投球しているだけに(援護できず)申し訳なかった」と話した。

守備の乱れもあった。7回無死一塁、小園の投ゴロで、二遊間の牧と大和が2人とも二塁カバーに入らなかった。捕球したエスコバーが一塁走者の封殺を狙って二塁に送球したが、二塁から離れた後方にいた牧は、捕球するのが精いっぱいだった。野選となり、同点に追い付かれるきっかけとなった。三浦監督は「判断的にちょっと迷ったかな。遅れたかな。投手との呼吸が合わなかった」と分析した。投内連係の乱れが、失点に結び付いた。

DeNAが上位進出を狙うためには、細かい点を詰めていく作業が必要となりそうだ。三浦監督は「痛い負けですが、全員が何とかしようとしていた。ここで下を向いているようではだめ。何とか明日勝って、勝ち越せるように」と先を見据えた。

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