これぞ4番!! ヤクルト村上宗隆内野手(22)が、2安打2打点を挙げ連勝に導いた。

まずは1点リードの1回1死三塁から二ゴロで追加点。2点リードの5回2死二塁では、DeNA入江の高め153キロ直球をはじき返して右越えの適時二塁打とし、「なんとか1本という気持ちで甘い球を待ってました。仕留めることが出来ました」と喜んだ。5月は17試合で20打点を積み上げ、ここまで両リーグトップの40打点。シーズン換算すると130打点となり、バレンティンが持つ球団記録の131打点に迫るハイペースだ。頼もしい4番のバットで、チームは11年以来となる首位で交流戦を迎える。

前日は、9回にダメ押しの13号3ランを放った主砲。連日の活躍に高津監督も「チームの得点、大半に絡んでいる。もちろん打点もですし、得点も。それだけ出塁し、走者をかえすバッティングが出来ている」と納得の表情だ。

13本塁打、40打点の2冠に加え、33四球もリーグ1位。打率は2割7分5厘ながら、出塁率は4割1分で、25得点は塩見の26に続くチーム2位だ。かねて村上は、得点圏に走者を置いた場面での意識について「コンパクトに振った中でホームランが出ることもありますし、ヒットになることもある。打ち分けている感覚はないです。常に同じように、自分のスイングを心掛けています」と言った。24日の交流戦開幕日本ハム戦の舞台は本拠神宮。この男のバットから、目が離せない。【鈴木正章】

▽ヤクルト吉田喜(5回途中8安打2失点)「5回の先頭の四球がもったいなかったです。野手の方が先制してくれたのにリズム良く投げられず、先発の役目を果たせず悔しいです」

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