阪神が50試合目で早くも12度目の完封負けを喫した。交流戦はカード負け越し発進で、借金は13となった。0-0の9回に守護神岩崎優投手(30)が2死一、三塁から代打銀次に決勝打となる左前適時打を許し今季2敗目を喫した。打線は相変わらずの貧打ぶり。右足の状態が悪くジェフリー・マルテ内野手(30)が出場選手登録を抹消されたこともあり迫力不足だった。27日は敵地ZOZOマリンでロッテ佐々木朗希投手(20)と対戦する。試合後の矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り。
--先発ガンケルは今年一番くらいの投球
「まあそうやね。ちょっともったいない四球があったけど。うん。ピンチ作っても、まあ、らしさというかしっかり投げてくれたし。(長坂)拳弥ともね、しっかりコミュニケーション取ってやってくれたんで」
--楽天先発の岸も好投
「コントロールももちろん良いし、緩急もあったり球種もね、それなりにたくさんあるんで。簡単ではないけど、うーん…何とかしたかったよね」
--8回2死二塁の本塁突入は勝負に出た
「それはしゃあないし。紙一重のところだったんでね。藤本(三塁ベース)コーチも勝負と思って回してくれたんで」
--長坂が盗塁を2つ阻止。リードでも
「リードも落ち着いてるかなと思うし、あの足の速い2人をしっかり刺して。ジャイアンツ戦でも増田(大)っていうスペシャリストを刺してるっていうあたりは、捕ってからの速さも、球の質もいいからタッチもしやすいし。トータルでレベルが高い」
--マルテ、ロハスが2軍。こういうときだからこそ長坂、高山らに期待したいところ
「それはみんなそうやけど、まあ、まずはスタートで出ている人たちが、スタメンの責任というのがあると思うんで。拳弥(長坂)とかは、そんな責任を負うところじゃなく、自分のことだけで精いっぱい。結果的にはそれがチームのためにはなるけど、自分がどう出て行くかっていうことを精いっぱいやってくれたらいいと思うし、やっぱり、そういうスタメンが頑張らないとね」
--8回は長坂に代走も選択肢にあった
「いや、まあ、難しいところやったけどね。結果的にもちろん俺が行ききらんかったっていうのは、まあ、受け止めているけど。延長12回という難しさと、その後に代走を出したいところもあったし、拳弥も遅いわけじゃないんで、そういうところでは、そういうふうに考えながら、準備は、準備というか頭の中の考えにはもちろんあったんだけど」
--9回に失点した岩崎は最近ちょっと状態が
「なかなか、やっぱり、何て言うのかな。中継ぎの難しさというか。ポンポンと1回でも気持ちよくいければ、また変わってくると思うけど。どうしても、当たり前やけど一番厳しいところで優(岩崎)はいっているので。その中でどうしても慎重になるし、大胆になりきれない部分もあると思うので。でも経験はしっかりある投手やし、肝っ玉が座った選手なので。任せていこうかなと思っています」
--今後も抑えは岩崎に
「代えるつもりはないよ」
--明日のロッテ戦の先発は佐々木朗
「いや、もういい投手であることはみんな分かっているし。接戦になると思うので。まだ佐々木朗希に負けが付いてないので、最初に負けを付けられるように、全員で向かっていきます」