聖地凱旋(がいせん)した日本ハム新庄剛志監督(50)が、甲子園が持つパワーをあらためて感じた。

序盤でつくった最大6点のリードをひっくり返され、痛恨の逆転負け。阪神の4番、大山悠輔内野手(27)に食らった3発が大きく響いた。「なんか…(スタンドまで)いくんじゃないかなって感じもあって。やっぱ、いったなあ」と、勝負強いアーチの連続に感嘆の声をあげた。

セ・パの最下位同士の対戦となったが「ウチもタイガースもいい試合をしてきて、勝ちも出てきて。明日の試合っていうのは、またさらに面白いだろうし」と予想。現役時代に味わった歓声もヤジも飛び交う甲子園独特の雰囲気をカギに挙げた。「ああいうランナーたまっての、あの声援っていうのは集中力増すんですよ。不思議なパワーがある球場ですよね。タイガースは、これで乗っていけるんじゃないですか。でも止める」と次戦を見据えた。

一方で「オレの時代の時は、全く(笑い)初回に2点取られたら、おしまいだったから。そういう時代を過ごしているから。今はそんなことないと思う」と笑った。

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