東京パラリンピック自転車競技日本代表の藤井美穂(27=楽天ソシオビジネス)が始球式を行った。背番号「10」の緑色のTシャツを着て登場。太田のミットに2バウンドで収まった。

藤井は球団を通じてコメントを発表。「最初はキャッチャーまで届くかどうか不安でしたが、なんとか真っすぐ投げることができました。いつもの自転車のレースでも緊張はしないので、まったく緊張はしませんでした。観客席からの拍手がとっても温かくてうれしかったです。自転車はまだまだメジャーじゃない競技なので、会場がいっぱいになっていることがあまりなくて、野球はやっぱりすごいなと思いました。そんな環境で今日投げることができて本当に幸せです。この先、もっとみんなで一緒にスポーツを楽しめる未来がくればいいなと、壁なく、誰でも、見るのもいいし、やるのもいいし、どんな楽しみ方でもいいというところがスポーツの魅力でもあると思っています」と力を込めた。

この日は「スポーツの未来を共に創ろう! 楽天デー」。楽天グループ株式会社が創業25周年を機に、環境に配慮したグリーンな未来を呼びかける「Go Green Together」プロジェクトを始動。その一環として、イベントを通して、環境に配慮しながらスポーツを楽しめる未来を形成し、1人ひとりが自分らしく、いつまでもスポーツを楽しめる社会の実現を目指している。この日の楽天生命パークでは、特設ブースが設置され、ダイバーシティについて理解促進を図る展示や取り組みを紹介した。