楽天が秋田のヒーローに勝利し、首位ソフトバンクに0・5差に迫った。地元・金足農出身の日本ハム吉田輝星投手(21)のプロ初めての凱旋(がいせん)登板。チーム5年ぶりの秋田開催にもかかわらず、スタジアムにはアウェーの空気が漂っていたが、5回に3安打を集中し、吉田をKO。投げては則本昂大投手(31)が貫禄の6回2/3を3安打無失点。投打になまはげばりの迫力を見せつけ、勝利をもぎ取った。

秋田での5年ぶり11回目の主催試合は、楽天にとって3年ぶりの仙台以外の東北での主催試合となった。ここ2年はコロナ禍で開催を見送ってきただけに、チケットは早々と完売した。22日は3年ぶり16回目の岩手・盛岡、7月5日は青森・弘前で3年ぶり4回目の開催。チームは試合後にバスで盛岡へ移動とハードな日程だが、盛岡名物の冷麺をすするがごとく、22日もBIGBOSSをのみ込む意気込みだ。