阪神才木浩人投手(23)が19年5月12日の中日戦以来、1148日ぶりの1軍マウンドに臨む。

3日の中日戦で先発予定の右腕は、この日の練習後に取材に応じ、「今はめちゃくちゃ楽しみが勝っています。思い切って楽しんで、腕を振っていく姿を1軍のマウンドでいろんな人に見てもらえるとうれしい」と力を込めた。

20年11月に右肘の内側側副靱帯(じんたい)再建術(トミー・ジョン手術)を受け、21年から育成契約を結んだ。リハビリを積み重ね、今年5月初旬に支配下選手に復帰。前日には矢野監督から「一番に感謝して、思い切って投げればいい」と声を掛けられていた。

1軍での勝利は19年5月1日広島戦が最後。バンテリンドームでの登板は18年9月28日の中日戦までさかのぼる。同年5月20日の中日戦でプロ初先発した時の舞台もバンテリンドーム(当時の名称はナゴヤドーム)で、松坂と投げ合った。「その時はけっこう、スコパチ打たれましたけど、今回はしっかり抑えたい」と快投を誓った。