中日根尾昂投手(22)がプロ入り初連投した。1日の阪神戦で1点リードの5回2死一、二塁で近本を3球で三ゴロに打ち取り、初ホールドを挙げたばかり。一夜明けのこの日は2点ビハインドの8回から先発松葉に代わって登板した。

先頭近本には初球133キロスライダーを捉えられて右前打。4番佐藤輝を迎えると、プロ入り初けん制球を披露した。佐藤輝への初球は146キロ直球で空振りを奪ったが、2球目直球を外すと近本に二盗を許した。カウント3-2から135キロのスライダーで佐藤輝を空振り三振に打ち取ったが、初暴投で近本が三進。大山に四球を与え1死一、三塁から山本にスクイズを許し1点を失った。北條にフルカウントまで粘られたが、145キロ直球で右飛。初連投の疲れなのか、この日の最速は149キロ止まりで、ベンチへ戻った。

▽中日立浪監督(根尾の連投に)「今いるメンバーでは十分戦力なので、どんどん使っていきたい。いろいろピンチや経験をして、大きくなってもらいたい」

◆練習参加 中日ダヤン・ビシエド内野手(33)が阪神13回戦(バンテリンドーム)試合前練習に参加。左肩痛で出場登録抹消中だが、立浪監督は「痛みはもうない。来週から上げる可能性はある」と話した。

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