巨人は22日、新型コロナウイルスのPCR検査を実施し、この日が64回目の誕生日だった原辰徳監督、今村、石田、喜多、育成の亀田の4選手と1軍スタッフ1人の計6人が陽性判定を受けたと発表した。原監督はセ・リーグのコーチで出場予定だった「マイナビオールスターゲーム2022」(26日=ペイペイドーム、27日=松山)は辞退する見込み。

チーム全体の陽性者は19日からの4日間で73人となった。支配下では69人中37人とついに半数を超えた。この日からの中日3連戦(バンテリンドーム)は前日に延期が決まり、現在はチーム活動を停止している。20日に陽性判定された大勢、菅野、中田、岡本和、丸は、腰痛で離脱中の坂本とともにオールスターの出場辞退を余儀なくされた。

球団は23日以降も連日PCR検査を行い、引き続き陽性者の早期発見で感染拡大防止に努める。後半戦初戦のDeNA戦(横浜)は29日。現状、プレー可能な野手は10人で、内野手に限っては吉川、広岡、菊田の3人だけ。療養明けの選手には調整期間が必要になる。第7波の猛威にさらされた巨人が、チーム編成のメドも立てられない苦境に陥っている。【浜本卓也】

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