日本ハムが、珍しい形で勝ち越しのチャンスを逸した。

2-2の8回1死一、二塁。近藤健介外野手(29)が二ゴロを放つと、二塁手・外崎は二塁のベースカバーに入った遊撃・源田に送球。捕球した源田が、スライディングしてきた一塁走者・清宮と交錯した。両者ともすぐには立ち上がれず場内は騒然となった。

塁審はセーフのジェスチャーをしていたが、西武辻監督がリクエストを要求。リプレー検証の結果、責任審判の笠原球審は場内アナウンスで「ただ今のプレーで、清宮選手はアウト。危険なスライディングとして、ボナファイドルールを適用し、打者走者の近藤選手はアウトといたします」と説明した。清宮は二塁フォースアウト。また、打者近藤は「ボナファイドルール」適用によりアウトとなった。

◆ボナファイド 英語でbona fideとは「正しい」の意味。ボナファイド・スライディングは「正しいスラインディグ」。スライディングは終了後、本塁を除いて、ベース上にとどまろうとすることが求められる。

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