通算ホールドとホールドポイント(HP)の日本最多記録を持つ日本ハム宮西尚生投手(37)が、プロ16年目の来季へ向け、左肘の手術を決断した。球団は5日、札幌市内の病院で6日に左肘骨棘(こっきょく)除去などのクリーニング手術を受けると発表した。今季が2年契約の最終年。全治3カ月の見込みで今季中の復帰は絶望も、現役続行を視野に入れた決断とみられる。

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鉄腕復活を目指す。日本ハム宮西がプロ入り後、3度目となる左肘手術に踏み切ることが決まった。この日、球団を通じて「自分自身この先どうなるか分からないですが、残された野球人生を悔いなく投げられるよう、リハビリを頑張ります」とコメント。去就については、術後の経過を踏まえた上で最終的に判断するとみられるが、プロ16年目の来季へ向け、現役続行への意欲を示した。

今季は24試合に登板し0勝3敗、7ホールド、1セーブ。5月21日西武戦(札幌ドーム)では、史上8人目の通算800試合登板を達成。だが、球界を代表するセットアッパーとして、入団から昨季まで14年連続で50試合以上投げ続けてきた体は、悲鳴を上げていた。開幕から調子が上向かず、防御率は5・66。球団関係者によると、シーズン中から左肘に水がたまり、登板のたびに水を抜かなければ投げられない状態だったという。8月10日に今季2度目の登録抹消となり、目標だった中日岩瀬が持つ日本記録の15年連続50試合以上登板は果たせなかった。

宮西は20年オフに海外フリーエージェント(FA)権を行使せず、球団と2年契約。不完全燃焼に終わった契約最終年を振り返り、「シーズン中にもかかわらず手術することになり、チームに迷惑をかけて申し訳ない気持ちです」。来季38歳を迎える年齢での手術には、「決断を尊重してくれた球団に感謝したいです」とした。大幅な減俸は避けられないものの、手術を承諾した球団側からは再契約の意思を感じ取れ、今オフの動向が注目される。

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