士別サムライブレイズが通算1勝2敗として、日本独立リーググランドチャンピオンシップ2022進出に望みをつないだ。

近鉄で3度の本塁打王に輝くなど活躍したラルフ・ブライアント監督(61)は「疲れる試合だったが、選手が落ち着いてプレーしてくれた」と語った。

CSは3勝先取で、士別はアドバンテージ1勝を持つ石狩に初戦で敗れ、後がない状況だったが、この日は終盤の追い上げで粘り勝った。ブライアント監督は初めて本塁打王に輝いた89年に出場した巨人との日本シリーズで、近鉄が3連勝した後、まさかの4連敗で日本一を逃した苦い経験を持つ。「崖っぷちだが、あす勝つことだけに集中するだけ。選手は心の準備を万全にして臨んでほしい」と25日の次戦を見据えた。