ロッテのドラフト3位、日本文理・田中晴也投手(18)は、チームの先輩となる最速164キロの佐々木朗希を手本に、将来の先発ローテーション入りを目標に掲げた。

新潟市の同校で指名あいさつを受け「佐々木投手のように日本を代表する投手を近くで見て、追いつけるように頑張っていきたい」と、意欲をあらわにした。

自負する武器は最速150キロの直球。打者を圧倒する投球を見せる佐々木朗は憧れの存在だ。完全試合を達成した4月10日のオリックス戦をはじめ、登板試合はほぼ全試合、動画を見てきた。「160キロを投げてみたい気持ちはある」と言いながら、「スピード、切れ、制球、回転数とすべての面で一級品の直球に磨くことが目標」と佐々木朗同様の高品質にこだわる。

小林スカウトが「日頃の練習に取り組む姿勢など好感が持てた」と言うように向上心は旺盛。部活動引退後も体力アップを主体に毎日トレーニングに励んできた。追う背中が身近にあれば、努力のギアはさらに上がる。「先発で活躍できる投手になりたい」と目指す位置が見えた。【斎藤慎一郎】

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