日本ハム中島卓也内野手(31)が10日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉を行い、大幅ダウンでサインした。今季年俸8000万円から減額制限(年俸1億円以下は25%)を超える5000万円減の3000万円プラス出来高で契約更改。球団事務所で会見した中島は「この3年間、思ったようないい結果が出せなかった。来年は、その契約に比べたら低い契約で結んでもらいました。(球団からは)今年は本当に異例のシーズンだったので、来年は違うシーズン。本当に優勝を目指していくシーズンになると言われた。その中で、また来年優勝するためには必要な選手だと言ってもらいました」と、話した。

3年契約3年目の今季は68試合出場で打率2割2分3厘、8打点。2年ぶりの2桁盗塁となる17盗塁をマーク。新庄剛志監督(50)から代走としても重宝された。また、守備では本職の遊撃だけでなく、シーズン後半は14年以来となる外野守備にも挑戦し、主に中堅で新たな可能性を示した。

海外FA権を保持しているが、行使せずにチームへ残留し、来季はプロ15年目を迎える。生え抜き野手の最年長として臨む23年シーズンへ向けて「やっぱりショートで一番やりたい気持ちはある。このオフシーズン、来年のキャンプでも、まずはやっぱりショートをしっかりやる。その中で、いろんなポジションを守った方がいいので、外野のグラブも来年へ向けてつくりました。ショートだけじゃなくて、外野とサードも守れるようにしたいと思いますね」と、意気込んだ。(金額は推定)

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