巨人が今季限りでソフトバンクを退団した松田宣浩内野手(39)を獲得することが10日、分かった。11日にも発表される見込み。原監督はこの日、SNSの球団生配信番組で「ベテランで野球経験を持っていて、ジャイアンツにはとても必要な戦力として新たな選手を近いうちに発表しようと計画しています」と語っていた。

松田は17年目の今季は出場機会が減少し、43試合で打率2割4厘、0本塁打。ソフトバンクから来季の構想外を伝えられたが現役続行を希望し、他球団への移籍を目指していた。

2年連続V逸の巨人にとって大きな補強となる。松田は通算打率2割6分5厘、301本塁打、991打点、2000安打まで残り169本の好打者。さらに11、13~19年ゴールデングラブ賞、18年ベストナインを獲得と守備にも定評がある。

13、17年はWBC、15、19年はプレミア12の日本代表にも選出された。三塁手で1832試合出場はパ・リーグ最多。加えて、本塁打後に「熱男!」と叫ぶパフォーマンスでファンをとりこにしてきた。広島から加入する長野とともに、経験豊富なベテランがV奪回を目指す巨人の貴重な戦力になる。

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