阪神岩貞祐太投手が鳴尾浜での残留組練習で汗を流した。9日に保有する国内FA権を行使せずに残留を決断。来季からは、尊敬する能見が背負っていた14番を継承する。

今季までの17番については「(青柳は)今回のFAで勝手に僕が出ると思っていたので、『その際は…』なんて言っていた」と苦笑い。「ふさわしいどころか、僕よりも成績を残している」と来季の“青柳17番”に異論なしだった。

○…岡田監督は岩貞がFA権を行使せず3年契約で残留したことについて「そらプラスになるよ。ほかに行かれるよりも。そらそうやん。(勝ちパターンは)3枚じゃあかんもんな。5枚くらいほしいもんな」と笑顔で答えた。同じくFAでの流出の可能性もあったリリーフの岩崎は宣言残留で4年契約、先発の西勇も宣言残留で4年契約と3人全員がチームに残り、安堵(あんど)の表情だった。

○…ヤクルト移籍が決まった尾仲は甲子園での“復活登板”を目指す。阪神2軍施設で練習。「また甲子園で投げたい。大山、近本とか同級生がいるので対戦できたら」と目標を挙げた。獲得を発表したヤクルトについては「感謝しかない。燃え尽きるくらいやりたい」と恩返しを誓った。11日から愛媛・松山での秋季キャンプに参加する。

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