広島から無償トレードで巨人に5年ぶりに復帰した長野久義外野手(37)が、2度目の入団会見を行った。

15日、都内のホテルで登壇すると、立ち上がっていった。「ジャイアンツに復帰することになりまして、すごく楽しみですし、とにかく今はやる気に満ちあふれています。勝つことが一番のファンサービスだと思っている。見ていてワクワクするプレーをしたい」。背番号は巨人1年目の10年から18年まで9年間背負った7番を再び背負う。

会見に同席し、隣に座った原辰徳監督は歓迎した。「めでたく、ジャイアンツ長野、また誕生になりました。なぜか背番号7番も、待ちに待った背番号7番というのがあった。偶然ではなく必然であったのかなと思います。もう一花咲かせてくれるだろうという期待のもと今日が誕生しました」と万感の思いを語った。

18年オフにFAで広島から獲得した丸の人的保証で広島へ移籍していた。原監督は「FA制度の28人プロテクトで彼が29番目だったという事実。優秀がために広島球団が選んで、広島カープ長野が誕生したということです。まさかという気持ちもありましたが、やはり長野という選手はそういう選手、認められる選手。ただFAという制度の中でただルール上しかたないと思いつつ、今だからいえることだけど、少し悔しい思いをした」と当時の心情を思い出しながら、振り返った。