西武からオリックスへFA権を行使して移籍する森友哉捕手(27)が、決断に至った理由を明かした。21日、リモートによる取材に応じた。「むちゃくちゃ悩みました。だけど新しい環境で、もう1度やってみたい気持ちが強かったのが1番です」と思いを口にした。その上で「新しい環境でやっていく中で自分に合ったチームカラーというか、伸び伸びできるのはどこだろうと探したときに、オリックスさんかなという感じはしました」と、外から見ていたチームの印象が、移籍を決断する上で大きかったという。

来季3月31日の開幕戦は、ベルーナドームで西武との対戦になる。「複雑な気持ちはすごいあるんですけど、少なからずこの9年間応援してくれたファンの皆さまがいてくれるのは間違いないので、元気な姿というか一生懸命な姿見てもらえたらと思いますね」。

13年ドラフト1位で入団し、9年間所属。19年には首位打者とリーグMVPを獲得し、優勝を2度経験した古巣へは「チーム離れるの寂しいですけど、それ以上に新しいところで挑戦したいという気持ちが強かったですね。西武には感謝しかないです」と、語った。