楽天高田孝一投手(24)が、パワーアップを狙う。今季イースタン・リーグで、11勝2敗、防御率2・25、勝率8割4分6厘で圧倒。最優秀防御率、最多勝利、勝率第1位の3冠に輝いた。

2軍戦では圧倒も、1軍では今季2試合で0勝0敗、防御率7・11。プロ2年目のシーズンを終えたが、初勝利を挙げられずにいる。「テーマを持ってやっている中でも、まだ1軍で投げられる球の強さじゃないなというのを正直自分でも自覚しながらだった。そこを求めながらのシーズンではありました」と表情を引き締める。

ストライクゾーンの中で、いかに直球で押せるか。投球の軸となる直球の精度向上を掲げている。法大時代は最速155キロを売りにプロ入り。しかし、今季は152キロにとどまった。「球速を戻すではないんですけど、しっかりストレートを進化させて155キロを1年間通じて投げられるように。簡単じゃないですけど、そこの体作りとメカニック作りはやろうかなと思います」と力を込めた。

183センチ、91キロと屈強な体の持ち主。「今まではただ単にトレーニングして大きくしてというので終わってしまっていた。より体を強くして、それを投球に生かせるように、フォームの動きの中で使っていけるようなことはしていきたい」と前を向いた。2軍戦での経験を自信に、鍛え抜かれた体で、来季は初白星と1軍定着を狙う。

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