日本野球機構(NPB)は28日、年内最後の業務日を迎えた。

新型コロナウイルスの影響で中止・延期試合もあったが、開幕から日本シリーズまでシーズンを完走。井原敦事務局長は「大変厳しい1年だった」と率直に受け止めつつ、「143試合、入場制限なしにやるのが今年の大目標だった。なんとかゴールにたどり着いたかなと思う」と述べた。

9月以降は、観客動員も増加。来季は、さらに緩和の方向へ進むことが期待される。準備が進む新たな感染予防のガイドラインについて、同事務局長は「基本的には制限をかなり減らした形になっていると思うが、現状、第8波の感染状況がまだ数字を見れば拡大している。収まってはいない。その状況を見極めてからガイドラインは最終的なものを出していこうと思う。もう少し様子を見る」と慎重に話した。