東京6大学の明大にスポーツ推薦入試で合格した選手たちが入寮した。
29日に入寮した広陵(広島)の内海優太外野手と履正社(大阪)の光弘帆高内野手は、昨年の高校日本代表で一緒にプレーした仲良しコンビ。2人は同部屋で切磋琢磨(せっさたくま)し、4年後のプロ入りを目指す日々が始まった。
高校通算34本塁打の内海は、気合の丸刈りで入寮。広島から新幹線で上京した。広陵の2学年先輩にあたる明大・宗山塁内野手(2年)の背中を追う。「やるぞ、という気持ち。4年後のプロ入りもあるけど、まずは6大学でベストナインと首位打者をとりたい」と話した。
兄は、法大でプレーする内海壮太内野手。「一緒に頑張ろう」とエールを送られた。同部屋が、高校日本代表で仲の良かった光弘となり「安心しました」と笑顔を見せた。
高校通算20本塁打の光弘は初めての寮生活で「内海と一緒がいいな、と話していたのでうれしい」と安堵(あんど)の表情だった。神戸市から親と自家用車で入寮。「高校では甲子園すら出られず、日本一を目指すところに立てなかった。レベルの高い明大で、活躍できる選手になりたい」と意気込んだ。目標は4年後のプロ入り。「内海はライバルだけど、ともにプロにいけたら」と話した。
明大の入寮選手は以下の通り。校名の後の○は、甲子園出場選手。
【投手】
栗原英豊(松商学園)○
三浦心空(東邦)
【捕手】
河原崎琉衣(掛川西)
福原聖矢(東海大菅生)○
【内野手】
岡田啓吾(前橋育英)○
津田基(近江)○
友納周哉(福岡大大濠)○
内藤大翔(天理)○※
八谷晟歩(浦和学院)○
光弘帆高(履正社)
【外野手】
内海優太(広陵)○
岸本一心(横浜)○
榊原七斗(報徳学園)
若狭遼之助(星稜)○
※内藤は2月の入寮予定