ヤクルト村上宗隆内野手(23)が26打席ぶりに打点を挙げた。

先制のチャンスで悩める主砲に打席が回った。3回1死二、三塁。カウント2-2でDeNA先発石田の130キロカットボールを引っ張り一ゴロに。その間に三塁走者の浜田が先制のホームに生還。18日中日戦(松山)以来の打点となった。

村上は打撃に苦しみ、開幕20試合を消化した試合前時点では2本塁打、打率1割6分7厘。最近10試合の打率も1割ちょうどで、さらに30三振と本来の姿とはほど遠かった。3冠王を取った昨季は20試合終了時点で打率2割8分6厘、4本塁打を放っていた。

それでも先制につなげたこの打席を復調のきっかけにしたい。普段、独自の調整を行う試合前アップだがこの日は全体アップに交じった。「雨で場所がなかったからですよ」と話したが、若手とともに自らも声を張ってチームを盛り上げた。悩める3冠王は何かをつかもうと、日々をがむしゃらに走り続けている。

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