楽天辰己涼介外野手(26)が、徐々に状態を上げてきた。ベンチスタートも、1点リードの8回の中堅守備から出場。直後、先頭で打席に入ると、カウント1-1から村上の甘く入った143キロ直球をバックスクリーン右へと運んだ。3号ソロで勝利を大きく引き寄せ、「結果として打球が上がってきた」と手応えをつかんでいた。

今季は打率1割台と低迷。昨季まで不動の中堅手だったが、先発を外れることも出てきた。6月4日ヤクルト戦(神宮)では、代打で出場し、左中間へ二塁打。2打席連続で長打を放ち、状態は少しずつ上向いてきた。「あとはしっかり(試合に)出続けられるように。スタメンに戻らないと。チームが浮上するための1つのピースにならないといけない立場」と表情を引き締める。

石井監督からも「去年経験を積んだので、それが無駄にならないように、今年向き合ってほしい」とエールを送られた。巻き返しのキーマンとなるため、結果を残していく。

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