ロッテ佐々木朗希投手が今季初被弾など、今季ワーストの4失点で2敗目を喫した。「先制してもらいましたが、逆転されてしまい申し訳ないです」。悔しい表情で球場を後にした。

1-0の4回、牧に左前へ同点適時打を許した。2ストライクから勝負球のフォークが甘く入ったことに、吉井監督はWBC準決勝メキシコ戦で3ランを浴びた場面を引き合いに出した。「メキシコ戦で失敗して気づいたはずなんですけれど、また失敗しちゃいましたね」と反省を促した。

6回2死二塁で再び牧。初球のスライダーを左中間へ三塁打を喫し、勝ち越された。敬遠で塁を埋める選択肢もあったが「『こっちが責任とるので勝負しなさい』と言った。朗希が2回(牧に)やられて、やり返すチャンスを与えてあげたい気持ちもあって。1つ壁を乗り越えられるかなという思いで」の決断だった。

貯金10のパ・リーグ首位で突入した交流戦は7勝9敗2分けで終了。5月9日以来の3位に陥落した。

▽ロッテ黒木投手コーチ(佐々木朗の投球に)「相手も一流のバッターですし、攻略されたところは相手が一枚上。日本の野球界のレベルが上がってきていると見ています」

▽ロッテ佐藤都(佐々木朗をリードし、牧に勝ち越し打を浴びた初球について)「フォークは頭にあるだろうというところで、1球も見せていなかったスライダーを選択しました。甘くはないと思うんですけれど…」

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