満員の敵地で“新庄采配”が痛快に決まった。日本ハム新庄剛志監督が今季初めて、清宮幸太郎内野手(24)を1番に起用。「選球眼いいんですよね。出塁率を高くしていかないといけない選手」との期待通り、清宮が1回の第1打席で8球粘った末に四球を選び、先制のホームを踏んだ。

清宮は「(1番には)ちょっと、びっくりしました。あんまりがっついて行かないように、強引に行かないように意識しました」と2回には右前打、2-0の7回は2死一塁からの右前打で好機演出。左脇腹の故障から復帰後、初マルチ安打の2安打1四球で3得点に絡み、「丁寧にいった結果かなと思います」と納得顔だった。

開幕から故障離脱者が多く、日替わりオーダーでのやりくりが続く。新庄監督は「どれがベストかなっていうところに持って行って、勝ちが付いて、オールスター明けくらいに固定できたら最高かな~」と7月22日以降を目安に、スタメンを固定したい考えだ。

今季初の同一カード3連勝で、18年以来の交流戦勝ち越しも見えてきた。交流戦初Vへ意気が上がるDeNA相手でも、新庄監督は「まあまあ、狙いますよ。勝ちをね」。4連勝で締め、リーグ戦再開後のロケットスタートにつなげる。【中島宙恵】

【関連記事】日本ハムニュース一覧>>