ソフトバンクのドラフト2位ルーキー大津亮介投手(24)が、わずか1球でプロ初勝利を手にした。

0-0の6回1死一、二塁から2番手で登板。阪神ミエセスを初球の外角スライダーで三ゴロ併殺打に仕留め、ピンチを脱した。直後の攻撃で打線が5点の“援護”。「1球で初勝利を頂いて、最初は自分でいいのかなって思いましたが…良かったです」と初々しく笑った。

新人が1球でプロ初勝利を挙げるのは、14年の横山(楽天)以来9年ぶり2人目。珍しい記録だが、力投の末に勝ち取った勝利だ。26試合に登板し、10ホールド、防御率2・78。満塁のピンチでワンポイント起用に応えるなど、数字以上に貢献度は高い。大津は「もっと多く勝てるように、これから1つ1つ勝っていきたい」。ウイニングボールは父の真一さんに、父の日のプレゼントとして渡す予定だ。

▼1球勝利=大津(ソフトバンク) 18日の阪神3回戦(甲子園)で記録。今年の3月31日勝野(中日)以来でプロ野球47人、48度目。1球でプロ初勝利は16年7月24日島本(阪神)以来8人目となり、大津のように新人が1球でプロ初勝利は14年8月30日横山(楽天)に次いで2人目。

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