今度は見破られませんよ-。

新庄剛志監督(51)が試合前練習中、おもむろに報道陣の方へ、近づいてきた。

最初は胸の前で十字をきるようなポーズに見えたが、違った。「スクイズのサイン変えました」。身ぶりを交え笑顔で話すと、再び遠ざかった。

24日ロッテ戦は、同点の9回、石井の打席で2度スクイズのサインを出したが、いずれも外され失敗。その裏、エンドランを決められ、最後はサヨナラ負けを喫し「駆け引きというところで負けました。ベンチが悪い。僕が悪い」と反省していた。

だが、1度失敗したぐらいでめげる指揮官じゃない。この日はグラウンド上で、林ヘッド、森本、山田コーチらと話し合い“リベンジ”に向け、入念な下準備を整えていた。

奇策を出すのか、はたまた出さないのか。勝負どころでの“新庄マジック”に注目だ。

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