巨人菅野智之投手(33)が今季最多の110球を投げるも、打線の援護に恵まれず白星とはならなかった。

序盤から変化球を巧みに織り交ぜ、凡打の山を築いた。無安打投球のまま迎えた4回2死だったが、阪神大山への初球148キロ直球を捉えられ、左中間席への先制ソロを被弾した。それでも5回、6回と3者凡退に抑えて1安打投球を続けた。

7回には1死から大山へ四球、ノイジーに中前打を浴びて1死一、二塁のピンチを招くも、前川を三飛、梅野を149キロ直球で空振り三振に斬った。グラブをたたき、雄たけびを上げて感情を爆発させた。

菅野は7回2安打1失点4奪三振で降板。「丁寧に1人1人という気持ちで投げました。大城と話し合いながら、最少失点で7イニングを投げきれたので、次につながると思います」と振り返った。今季本拠地初白星はお預けで、2番手大江にマウンドを託した。

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