巨人中田翔内野手(34)が、史上45人目となる通算300号本塁打を達成した。現巨人の松田宣浩がソフトバンク時代の21年9月29日の西武戦(ペイペイドーム)で達成して以来となる。

7点リードの8回1死二、三塁、代打で登場して広島河野から146キロ直球を左翼席に運んだ。12号3ランで大台に到達した。ベンチに戻ると、地元広島のファンから大きな拍手を受けた。自主トレをともにする弟子の秋広優人内野手から記念パネルを受け取ると、ヘルメットを脱いで深々と場内に頭を下げた。

07年の高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団した中田翔は、3年目の7月20日ロッテ戦でプロ初本塁打を放った。21年に巨人に移籍するまで、日本ハムで254本塁打を積み上げた。巨人では3年目で46本塁打目となった。本塁打王はないものの、11年から20年まで10年連続で2ケタ本塁打を達成。球界を代表するアーチストとして君臨し続けてきた。

【中田翔のシーズン別本塁打】

08年=1軍出場なし

09年=0

10年=9

11年=18

12年=24

13年=28

14年=27

15年=30

16年=25

17年=16

18年=25

19年=24

20年=31

21年=7

22年=24