ヤクルトはサイスニード投手(30)が今季2度目の完封で6勝目を挙げ、同一カード3連勝を決めた。

7回までは85球、被安打も単打1本のみという、ほぼ完璧な投球。8回1死二、三塁のピンチは三塁武岡の好守もあって三直併殺でしのいだ。9回も1死一、三塁の場面を迎えたが、今度は中日ビシエドの飛球を右翼から丸山和が好返球。三塁走者の三好の生還を許さず、1点のリードを守り切った。

サイスニードの勝利は6月23日(バンテリンドーム)以来で、その時も中日を完封している。115球、4安打無四球の好投に「すごくいい気分です。最後の6つのアウトは大変でしたけど、こうして0点で勝ててすごくうれしい」と話し、自慢のひげをなでた。

▼サンタナが2回にソロ本塁打を打ち、ヤクルトが1-0勝利。サンタナは今年の5月9日阪神戦でも1-0本塁打を記録。ヤクルトで1-0本塁打をシーズン2度は、94年広沢克以来29年ぶりだ。この試合はサイスニードが完封。外国人選手の本塁打で、外国人投手の1-0完封勝利は、89年5月31日近鉄戦の西武(本塁打=バークレオ、完封=郭泰源)以来34年ぶり2度目で、セ・リーグでは初めて。