日大は青学大に敗れ、7年ぶりの頂点にあと一歩届かなかった。

勢いを止められなかった。初回、主将の友田佑卓捕手(4年=九州学院)の一打で先制するも、3回に先頭打者への四球で出塁を許し、これがきっかけで同点に追いつかれる。6回には打者一巡、満塁弾を含む4安打の猛攻を受けて6失点し、点差を広げられた。

打線は、広島から1位指名を公言されている青学大の常広羽也斗投手(4年=大分舞鶴)を前に、2回以降は得点を奪うことが出来なかった。

各大学にドラフト上位候補の好投手がそろう中で、日大は接戦を制してきた。友田は「ずっとやってきた守り勝つっていうところが出来ていた」と今季を振り返った。

片岡昭吾監督(45)は「選手は一生懸命頑張ってくれて下級生を中心としたピッチャーを友田がリードしてくれた。ディフェンスというところではチームの成長があったと思う」と話した。