阪神シェルドン・ノイジー外野手が待望の日本シリーズ「虎1号」となる先制ソロをかました。

両軍無得点の2回1死からオリックス山本の初球だった。高めの156キロをぶったき、打球は右翼ポール際へスタンドイン。「真っすぐに振り負けないように、しっかり強い打球を意識して振り抜きました」。一塁ベースを回ると、普段クールな助っ人はド派手なガッツポーズを繰り出し、ベンチでは仲間と激しくハイタッチして喜びを爆発させた。

阪神の同シリーズでの本塁打は、03年第7戦で広沢克実が放って以来20年ぶり。助っ人に限れば、85年第3戦でレジェンド助っ人バースが記録して以来38年ぶりだった。また、レギュラーシーズンの本塁打は9本中で8本が左方向、1本が中堅方向で右側の1発がなかった。大舞台で来日初の右越えアーチを刻んだ。同シリーズ史上初の「ノーアーチ日本一」の可能性はなくなったが、第7戦への追い風になりそうだ。

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