阪神森下翔太外野手(23)が、正月も野球漬けで来季の飛躍を目指す。年末年始は神奈川の実家に帰省予定。日本一に貢献後、テレビ出演などハードスケジュールをこなし休む暇はなかったというが、来季は1年を通し1軍の戦力になるため、時間を見つけてはがむしゃらに練習に励むつもりだ。「1月は練習漬けですね。夜ご飯を食べに行くとかはあるかもしれないけど、野球をずっとします」。

「走る専門の森下翔太」にも負けずに走り込む。実家の近くには箱根駅伝の戸塚中継所があり、小さいころから身近な存在だった。祖母の家で毎年テレビ観戦をするのが恒例。偶然にも、明大に森下翔太という同姓同名のランナーが所属しており、大学時代から知っていたという。

「走る森下」は23年箱根駅伝で3区を走り、SNSでも「阪神の森下と同姓同名」と話題となっていた。面識はないが「頑張ってくれたら。スポーツの発展にもなるので、どのスポーツからも影響を与えてくれたらいいな。(母校中大も)期待しています」とエールを送った。

ルーキーイヤーで頂点をとった森下は「走るのがそもそも苦手です」と苦笑い。「1年間継続的にやっていきたい」と明大森下に負けじと走力アップへ力を込める。「一番は野球につなげること。2桁盗塁は目指してやっていきたい」。箱根ランナーのように、24年も懸命にグラウンドを駆け回る。【三宅ひとみ】

【関連記事】阪神ニュース一覧はこちら―>