日本ハム加藤豪将内野手(29)が、大量の新外国人選手のサポート役に名乗りを上げた。

すでに来日して千葉・鎌ケ谷の球団施設で自主トレを行っている育成の孫易磊や、3年ぶりの復帰となるバーヘイゲンを除くと、2月の春季キャンプに向けて日本球界1年目となる4人の新助っ人がやってくる。現在、沖縄・名護で先乗り自主トレに参加している日本球界2年目の“先輩”は「みんなをサポートできたらいいなと思っています」と力強く話した。

米球界で長くプレーしていた加藤豪にとって、よく知っている選手も多い。「スティーブンソンは、すごい仲がいいので。毎年対戦していたので、話したりしていた。マーフィーとも対戦したことがあるので、結構(知っている)。キャンプも近くなっているので、道具のことだったり、練習のことだったり、キャンプのことだったりを話している」と、すでに個々に伝えている。来日後も困ったことがあれば、いつでも手助けするつもりだ。

さらに、アンドリュー・スティーブンソン外野手(29=ツインズ)とフランミル・レイエス外野手(28=ロイヤルズ)のプレースタイルや性格も教えてくれた。「2人ともスキル的に有名なんですけど、それより人間的に有名っていうのが、僕は結構好きで…」と、まずはレイエスのエピソードを披露した。

加藤豪 レイエスはダグアウトの中で結構、歌ったり踊ったり。ムードメーカーじゃないんですけど、野球を楽しんでいるっていう感じの選手です。

続いて、仲がいいスティーブンソンについては詳細なエピソードを教えてくれた。

加藤豪 スティーブンソンは真面目なんですけど、野球に取り組む姿がもうすごくて。ワールドシリーズに行っても、マイナーでも、毎日すごい練習している印象。マイナーだと結構、スティーブンソンみたいな選手になると練習しなくても、試合に出なくても、もうメジャーに行く準備しとけばいいっていう感じで毎試合は出ないんですよね。ケガするのが怖くて。だけど、スティーブンソンはナイターデーでも毎日試合に出ているので、そういうところも日本で見たいですね、僕は。面白いのが、一番最初に来た質問が「フライが上がった時に(声かけは)何って言うのか」。普通は、どこに住むとか電車はどうやって乗るとかじゃないですか。めっちゃびっくりして(笑い)。それはアメリカと一緒で、うちはアイガーリット(I got it)だよって。それが結構、スティーブンソンのパーソナリティーなんです。もうめちゃくちゃ真面目なので、日本でもどういう活躍するのか見たいです。

新助っ人勢との再会を心待ちにしながら、加藤豪自身もしっかり調整を進めていく。【木下大輔】

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