借金生活に陥ったチームを「うしどし郡司」が救う。日本ハム郡司裕也捕手(26)が、6日からのオリックス2連戦(ほっともっと神戸、京セラドーム大阪)で勝利への1発をかち上げる。同戦は今季、カード別最多の8打点を挙げ、打率3割1分9厘と相性が良い。今季初めて4番で出場した2日ロッテ戦では決勝弾を含む3安打。得点圏打率3割2分2厘を誇る勝負強い打撃を生かし、再浮上を図る。
首位ソフトバンク、2位ロッテとの対戦に1勝5敗…。巻き返しへ負けられないオリックス2連戦を前に、郡司は「どんどん結果を出さないといけない立場なのは、変わらない」。体を“ブル”っと武者震いさせた。
1997年、丑年生まれの郡司に“猛牛退治”はお任せだ。同カードは12試合中7試合で打点を挙げ、武器である勝負強さを最も発揮してきた。6日に先発予定のカスティーヨからは、8打数3安打、打率3割7分5厘と打っている。「チャンスで打つのが自分の取りえ。それがなくなったら出ている意味がなくなる」と、自らに言い聞かせた。
今季初めて4番を任された2日のロッテ戦で放った7号アーチで、通算10本塁打に到達。相性のいいオリックス戦だが、なぜかパ・リーグ5球団の中で、唯一本塁打が出ていないカードでもある。「ホームランにこだわりがあるタイプではないですけど、長打は打ちたいと思います」。勝利に導く一打でチーム再浮上のきっかけをつくる。
苦い思い出も払拭する。初戦の舞台となるほっともっと神戸は、昨年7月22日の試合で無安打に終わり、チームはサヨナラ負け。当時続いていた大型連敗は、その後「13」まで伸びた。チーム状況が苦しい中で神戸に向かうのは昨年と同じ。「目の前を必死でやっているだけ。余裕なんてない」。チームも、郡司自身も、昨年とは違う結末にする。【永野高輔】



