全セの阪神岩崎優投手(33)が日刊スポーツに独占手記を寄せた。
2回連載の2回目は中継ぎ陣のシーズン後半戦の戦い方について考えを語った。ここからは同点やビハインドの試合を重視。年長左腕として後輩への助言も、タイミングを見極めながら行っていく。「マイナビオールスターゲーム2024」第2戦(神宮)は16-10でパ・リーグが勝利。出番はなかったが、ブルペンから試合を楽しんだ。球宴での2日間をはずみに、後半戦からもリリーフ陣をけん引する。【聞き手=波部俊之介】
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4年連続のオールスターになりましたが、今年も楽しめました。雰囲気はまあ、いつも通りだったかなと思います。さあ、金曜日からは後半戦がスタート。気持ちを切り替えて戦っていきたいと思います。
レギュラーシーズンは夏場に入り、すごく大事な局面に差しかかっています。勝ちゲームは「当たり前の勝ち」で終わらせる感じで、先発が勝つのが一番良い形。先発がうまくいかなかった時の勝ちを自分たちで拾っていきたいですね。中継ぎの勝ちを増やすというよりは、ビハインドや同点の試合をみんなで取ろうという感じです。
だからこそ、そういった場面で登板する投手に頑張ってもらわないと勝ち続けることは難しいと思っています。これから先はどうなるか分からないですけど、今で言えば富田とかが、その役割ですかね。1軍ブルペン陣では自分が最年長になりました。そういった投手には、アドバイスも増えるかもしれません。
例えば、こちらが勝っている時と負けている時の相手の対応などは変わってきたりします。打者の待ち方も違ってくる。こっちが負けている時に向こうが勢いづいていたりするので。だからそういう時でも、走者が1人2人出てダメだ…とか諦めないように。粘り強く、とにかくゼロで帰ってくればいいので。そういうことは最近よく言いますね。
ただ、シーズンを通じた調整法などは初めから助言しないようにしています。今の中継ぎは1年間戦うことが初めての選手が多いので。例えば桐敷。昨季途中から中継ぎに転向しましたけど、まだ1年間戦い切ってはいない。今季が初めてなわけです。そこで最初からあまり『こうした方がいいよ』とかは言いませんね。
『ここでしんどくなる』とか、『しんどい時にどうしたら良いか』というのを、まずは自分で考えて気づくことが大事だと思うので。本当に気になったら、少し言う時はありますけどね。僕自身もやっぱり自分で気付くというか、やっているうちに、こういうのがいいんだなというものを見つけたので。その中で誰かに聞くことも、あったかもしれないですけどね。
中継ぎは理想は3人で終わることですけど、なかなか相手があってのことなので、そううまくはいきません。1点目を取られたとしても、2点目を取られないように。そういうことの積み重ねが、ここから先は大事だと思っています。後半戦も引き続き、応援よろしくお願いします。(阪神タイガース投手)



