パ・リーグ首位のソフトバンクが敵地楽天2連戦の初戦を落とし、優勝マジックは23で足踏みとなった。完封負けは7月9日のオリックス戦(京セラドーム大阪)以来、約1カ月半ぶりで今季9度目。8安打を放ちながらホームベースが遠かった。

痛恨だったのは初回の走塁死。2死一塁で4番山川が左翼線に二塁打を放った。鋭い打球だっただけに一塁走者の今宮は三塁で止まるかと思われたが、三塁コーチャーの井出外野守備走塁コーチは腕を回した。今宮はホームでクロスプレーにもならず憤死。三塁で止まっていれば二、三塁でリーグ首位打者の近藤を迎えるという状況だった。小久保裕紀監督(52)は試合直後の取材で「(まだ)井出コーチとは話をしてないですけど」と話した上で「責任を持ってあのポジションを任せているでね。ただ、(後ろに)日本でトップのバッターの近藤がいるという点ではもったいないなとは思いましたけどね」と淡々と振り返った。

防御率リーグトップだったモイネロは2回、フランコに決勝2ランを献上。指揮官は「負ける時はこんなもんやね。モイネロがあんなに簡単に点を取られると思ってない中であと1本が出ないという。典型的な負けるパターンですね」と潔く脱帽した。0-2の3回2死満塁では頼みの山川が空振り三振に倒れた。

今カードは2連戦のため、10カード連続勝ち越しはなくなった。2戦目に勝利すれば負け越しはなくなり、シーズンの勝ち越しが決まる。一夜で切り替えたい。【只松憲】