久慈次郎氏野球殿堂入り65周年記念「北海道ベースボールウイーク2024」の第2戦、日本ハム2軍と東京6大学選抜のプロアマ交流戦が8月31日、エスコンフィールドで行われた。日本ハム宮内春輝投手(28)が7回に3番手で登板。1回1安打無失点と好投した。昨年11月の練習中に左膝を負傷して手術。今季は育成契約となって再スタートし、7月に支配下登録に復帰した横手投げ右腕が、シーズン終盤での1軍復帰へアピールした。
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宮内が秋の“下克上”へ歩み出す。大学生相手とはいえ1つの結果が、次へのステップになる。エスコンフィールドでの登板は昨年8月5日ソフトバンク戦以来、約1年ぶり。「ちょっとテンション上がりました」。7回に登板すると、先頭打者を、この日最速となる150キロの外角低め直球で見逃し三振。2死一塁からドラフト1位候補の明大・宗山に遊撃内野安打を許すも、無失点でしのいだ。
自己採点は厳しい。「4、50点くらいですかね。3人目が少し力みすぎたので」と2死を取ってからの四球を反省。その上でプロでの自己最速に1キロと迫る150キロを3球記録し「出力の方は出ていたので、そこは良かった」と収穫も口にした。
1年目の昨季は4月30日ソフトバンク戦で初ホールドを記録し、5月6日の楽天戦ではプロ初勝利も挙げた。26歳でプロ入りした“オールドルーキー”は順調なスタートを切ったが、シーズン後に悪夢が待っていた。11月の秋季キャンプの際、守備練習で一塁へベースカバーに入った際に負傷。「『やってしまった』というのはあった」。左膝前十字靱帯(じんたい)断裂の大けがを負い手術。今季は育成での再契約となった。
苦闘の日々も「長くかかる気がしたので仕方ないかなと。日がたってからは現状を受け止めて前向きにできた」と振り返る。7月13日のイースタン・リーグDeNA戦で実戦復帰し、同24日には支配下登録。現在チームは2位と好調で「CSで投げられるのなら投げたいです。1軍でやりたいという気持ちは、日々大きくなります」。地道に準備し、勝負どころでの1軍登板を見据える。【永野高輔】
○…稲葉2軍監督が宮内の好投と、阪口の1発を喜んだ。7回に登板し1回無失点の宮内に「真っすぐも150キロ出てますし、ボールの勢いというのもあります。だいぶ戻ったなという感じはします」。5点を追う8回に本塁打を放った阪口には「今年イースタンでも2ケタ(10本塁打)打ってるんでね。エスコンでホームランを打ったってことは、自信にもつながるでしょう」と話した。



