<巨人2-1DeNA>◇7日◇東京ドーム
57人目にして仕留めた。巨人オコエ瑠偉外野手(27)が、延長12回2死から自身初のサヨナラアーチを放った。8回に代走での途中出場から今季18度目の逆転勝利へと導いた。打線が3度の満塁の機会で打ちあぐね、今季ワースト19残塁の拙攻を阿部慎之助監督(45)の言霊で帳消し。高級ブランド・ティファニーとのコラボに、最高の形で花を添えた。今季6度目のサヨナラ勝ちで2連勝。2位広島と1ゲーム差のまま、首位を堅守した。
◇ ◇ ◇
オコエがV争いを意気に感じながらゲームに臨んでいる。「ユニクロばかりです。ユニクロだって立派なブランドですから!」と、お立ち台でティファニーのアンバサダーに名乗り出たのはリップサービス。でも「プロ9年目で優勝争いを初めて経験している最中。チームの戦力になれるようにと頑張っています!」。そう語ったのは本音。後ろを向くつもりは一切ない。
6月8日に今季2度目の出場選手登録を抹消され、7月26日に昇格するまでの約2カ月間、2軍でたくましくなって帰ってきた。その間、後ろ向きな時、桑田2軍監督と2人っきりで話したという。同2軍監督は「僕が彼に話をしたのはメンタルタフネス。どう考えるか、どう前向きに解釈していくか。セルフマネジメントして、コントロールできたら試合でも安定して結果出るから」。打たなければゲームセットの土壇場の状況下、阿部監督の愛の言霊に身を任せられたのも、そんな下地があったからだった。【巨人担当 栗田成芳】



