ソフトバンク今宮健太内野手(33)が2試合連続の決勝打を放った。

1-1の3回1死二塁。オリックス山下の球威に力負けしなかった。内角高めの直球を初球打ち。詰まったが、最後は押し込んだ。打球は左前へ。2戦連続のV打に一塁ベース上で納得の表情だった。

「いつもと同じくつなぐことだけを考えた。うまく反応して打つことができました」

3-2の8回1死二塁は投手強襲の内野安打をマーク。この回大量5点を奪う猛攻劇でつなぎ役となった。2安打1打点の活躍でチームの4連勝に大きく貢献した。

プロ15年目の今季はここまで118試合に出場する。ベテランと呼ばれる立場になっても、正遊撃手の座を守り続けている。チームは4年ぶりのリーグ優勝が近づき、マジックナンバーはいよいよ10。それでも、背番号6に心境の変化はない。「最後まで何があるか分からないのがシーズン。1つのプレーをしっかりして、気を抜くことのないように」と言い聞かせる。

昨季まで選手会長を務め、22年はシーズン最終戦でV逸。23年は大方の予想を裏切る3位だった。何度も悔しさを味わってきただけに、目前とする歓喜の瞬間まで表情は緩めない。

9月はここまで9試合を消化し、月間打率は3割2分4厘をマーク。シーズンも最終盤に入り、打撃の調子は右肩上がりだ。「つないでいくことが2番の仕事だと思う」。今宮はそう語っており、自らの役割に徹する。【佐藤究】

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