さあ、23日胴上げだ。ソフトバンクが17安打11得点で3連勝だ。
3-0の2回1死一塁で、9番川村友斗外野手(25)がプロ初本塁打となる1号2ラン。5番中村晃外野手(34)は3安打1打点の活躍を見せ、若手とベテランが存在感を発揮した。同日のナイターで2位日本ハムがオリックスに勝ち、マジック1のまま。優勝は23日に持ち越しとなった。
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リーグVお預けも、期待の若手がプロ1号を放てば、ベテランは3安打の大活躍だった。打線が17安打11得点とつながっての圧勝。小久保裕紀監督(52)もベンチで顔をほころばせた。「1、2回でゲームを有利に進められた。ほんとに甘い球を1球で仕留めて」。指揮官が絶賛したのはプロ3年目の川村だった。
3-0の2回1死一塁。楽天高田からプロ初アーチとなる1号2ランを放った。「打った瞬間、入るかなと思った」。会心の一打は右翼スタンドに飛び込んだ。「プロで初のホームランなのでうれしい」。昨季まで2軍で育成の川村を手塩にかけて育てた小久保監督も、満面の笑みで出迎えた。6回無死二塁の第3打席は右翼フェンス直撃の適時三塁打をマーク。2本の長打に、指揮官は「もともと長打力のあるバッター。あれぐらいの長打を打てる選手だと思いますね」と大きくうなずいた。
若手に負けじと、プロ17年目の5番中村晃も存在感を示した。2回先頭で左前打で出塁。5回は2死二塁で中前タイムリーを放った。7回も左前打と今季2度目の3安打固め打ちだった。小久保監督は「どっしりしててくれたらいいんで。その通りにやってくれました」と目を細めた。
優勝を目前に、チームは絶対的な主軸だった近藤が右足関節捻挫で離脱した。首脳陣は代役の5番に実績、経験とも申し分なしの背番号7を据えた。村上打撃コーチは「やっぱりチームとして(中村)晃がどっしり構えてくれる。状態悪い、いい関係なく信頼を置いている。若手選手にも自分の行動で示してくれる」と言う。近藤の離脱後、4番山川との勝負を避けられることが増えた。5番が打つか、打たないか-。勝敗を大きく左右することになる。
楽天に圧勝するも、2位日本ハムがオリックスに勝利したため、優勝マジック1。チームは試合後に23日オリックス戦(京セラドーム大阪)に備えて大阪へ向かった。小久保監督は空路で移動し「(福岡で)胴上げなんて関係ありません。勝てばいいんです」。関西の地で、いよいよ歓喜の瞬間を迎える。【佐藤究】



