杏林大(東京新1位)は先発の岩井拓巳投手(4年=東京成徳大高)が松本大(関甲新2位)に4安打完封勝利し、創部40年目にして初の明治神宮大会出場を決めた。

今秋、リーグ初優勝から勢いが止まらない。前立大監督の溝口智成監督(57)は「選手たちはすごい。あっぱれな試合だった」とたたえた。

24年1月に就任すると「場面場面には意味がある」と、1プレーごとに細かに説明。それをもとに選手たちとともに準備し試合に臨んだ。

先発の岩井は「カットもしっかり腕を振って投げられて打たせてとる投球ができた」と期待に応える投球で、4安打完封勝利。溝口監督とともに「3球でカウント2-1を作り1試合3失点以内」を目標に取り組んだ。実戦練習、オープン戦で数多く繰り返し、制球力を手に入れた。

溝口監督にとって、神宮球場は23年まで、立大の監督として春、秋のリーグ戦で戦ってきた、いわばホームグラウンド。記者陣に「神宮球場に戻りますね」と問われると、「戻るなんて思いはまだないです。杏林大の監督として行くんです。そういう思いです。杏林大のアイツら(選手たち)と一緒に神宮にいくんです」ときっぱり。新たな気持ちで神宮球場に足を踏み入れる。「一戦必勝で戦います」。新しい歴史を刻む。