広島坂倉将吾捕手(27)は、プロ初の減額更改に決意を新たにした。マツダスタジアムでの契約交渉に臨み、1000万円ダウンの1億4000万円円でサイン。「本当、今年1年良くなかったので、やり返したい、巻き返したいというのが一番。明るく楽しく、野球というスポーツを楽しみながら、どんどんうまくなって成長していきたい」。10年目のシーズンへ向けて、表情を引き締めた。

今季は春季キャンプ最終日に右手中指を骨折したことで、シーズンに出遅れただけでなく、最後までプレーに影響した。打率は2割3分8厘にとどまり、5年ぶりに規定打席に届かなかった。盗塁阻止率も昨季の3割8分5厘から1割8分1厘に悪化。順調にステップアップしてきた中で、今季は大きくつまずいた。「これはこれで実力なのかなと自分では思うので、もう1回頑張らないと終わっちゃうよ、ということかなと思います」。危機感を胸に刻んだシーズンとなった。

シーズン終了後は3年ぶりに秋季キャンプに参加した。後輩ばかりの中、白球をともに追った時間で気づかされたこともある。「みんな一生懸命声を出して練習しているなと思いましたし、自分に足りなかったものも見えたのかなと思います」。年内は広島を拠点にトレーニングしながら、年明けは毎年恒例となった高知での自主トレに入る。「野球がとにかくうまくなりたい。それがなくなったら終わりだと思う。とにかく楽しく野球をやれるように、どんどんうまくなりたい」。正捕手奪取へ捲土(けんど)重来を誓った。【前原淳】

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