日本ハムが最大5点のリードを守れず、痛恨の逆転負けを喫した。

日本ハムのドラフト3位大塚瑠晏内野手(22=東海大)が、敗戦の中で輝きを放った。2点を追う9回2死から代打で出場。カウント2-2からオリックス・マチャドの157キロ直球を「何とか後ろにつなごうと」フルスイングした。打球はぐんぐん伸び、右中間スタンドに吸い込まれた。代打でのプロ1号に「初めてなので、シンプルにうれしいです」。記念ボールは「ロッカーに戻ってきたらありました。両親に渡したい」とほほ笑んだ。

5点リードを守り切れず、悔しい敗戦ではあったが新庄監督は「大塚くんのホームランで少し(気持ちが)おさまりました」。フレッシュな戦力のひと振りは、次戦への光明になる。

ルーキーが着実に経験を積み重ねている。4月17日の西武戦でいきなり「1番・二塁」でデビューし、初回の第1打席で、右翼線へプロ初安打となる二塁打。同22日楽天戦では同点の9回1死一塁で初めて代走出場し「スタメンより緊張しました」。同26日オリックス戦での初打点に続き、代打での1発に「打席の中で迷わずに振っていけているし、打球の質もいい」と手応えを口にした。

母の実家が栃木・鹿沼市でそば屋を営んでおり、年末年始は接客を手伝うも、実はそばアレルギー。だが野球での緊張にはノーアレルギーだ。次戦に向け「ここで満足しているわけではない。もっとチームに貢献したい」。イキのいいルーキーが、乗り切れないチームにカツを入れていく。【永野高輔】

◆大塚瑠晏(おおつか・るあん)2003年(平15)10月26日生まれ、栃木県出身。東海大相模では主将として21年センバツ優勝に貢献。東海大でも主将。25年ドラフト3位で日本ハムに入団。4月17日の西武戦(エスコンフィールド)で1軍デビューした。169センチ、69キロ。右投げ左打ち。

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