<日本ハム7-0ソフトバンク>◇9日◇東京ドーム

 日本ハム武田勝投手(31)が8回無失点の快投で6勝目を挙げた。前回6月22日の対戦でプロ初完封勝利を挙げたソフトバンク打線を、またも翻弄(ほんろう)。全球種を丹念に低めに集め、チームへ今季初の貯金2をもたらした。対戦4試合で無傷の3勝。「ゴロを打たせることだけ考えて投げた」とシンプルな投球の組み立てで、牛耳った。交流戦明けから6カード連続の勝ち越しを決めた梨田昌孝監督(56)は、効果的な3本塁打と投打がかみ合った会心の1勝にニンマリ。「すごい主導権を握れた。点はあまり取られていないね」と、主役の左腕を絶賛していた。

 [2010年7月8日22時58分]ソーシャルブックマーク